Wi-Fi・SIMカード

ヨーロッパの複数国渡航には、格安SIMを利用するべき

世界遺産が数多くあり、一度は訪れてみたい場所がたくさんあるのがヨーロッパだと思います。またEU国内では国境がないも同然で複数の国を回ることができます。ですから、ヨーロッパでは長期滞在する人が多く、綿密に予定を立てます。

そんな中で、一つ問題になるのがスマートフォンやPCの電波環境です。最近では海外でもインフラが整備され、みなさんの選択肢が増えました。しかし、その一方で選ぶこと自体が難しくなり、思ったより高額請求されたり、電波の容量が足りなかったりします。

そこで今回はヨーロッパの周遊を目的とした方にオススメの“格安SIM”を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

まずは海外でスマホを使う場面を知ろう

冒頭でも解説しました通り、海外で電波を受信する方法はたくさんあります。ただそれらを知る前にみなさんがどの場面でWi-Fiや回線を使い、どれくらいのデータ容量が必要であるかを知る必要があります。それらの情報を分析した上で準備に入りましょう。

電話

電話はデータ容量を消費することはありませんが、料金が少し複雑ですのでここで解説します。ただ、LINEやSkypeなどを使って通話をする場合はもちろんデータ容量を消費しますので注意してください。

<通話料が発生するパターン:docomoから抜粋>

日本のケータイ・一般電話へかける 日本向けの通話料
滞在国のケータイ・一般電話にかける 滞在国内の通話料
その他の国・地域(日本・滞在国街)ケータイ・一般電話へかける その他の国・地域向けの通話料
渡航先で日本の通信事業者を利用しているケータイへかける 日本向けの通信料

このようなパターンとなっております。みなさんが契約しているキャリアによって細かい料金設定が変わってきますので確認を必ずしましょう。docomoにおける韓国旅行をする場合における料金を載せておくので参考にしてください。

韓国)

音声通話(1分あたり)
発信する場合 滞在国内 日本向け その他の国向け
50円 125円 265円
着信する場合 70円

LINE、Twitter、InstagramなどのSNSを利用する時

やはりスマホを使う目的といえばSNSでしょう。最近ではインスタグラムに投稿する写真を撮りに行くために海外旅行をする人もいるくらいです。

もちろんこれらはデータ容量が多く消費します。特に写真をネット上にアップするとなると大容量のプランを組む必要があります。また、LINEを利用した通話も多くの通信が必要でデータ容量を消費します。海外でも通信制限のような状態に陥ることがあるのであらかじめ対策をしておきましょう。

YouTube、TikTok、Amazon Primeなどの動画閲覧をする時

暇があれば利用してしまうのがこれらの動画投稿サイトですよね。面白い動画を見たり、おすすめの観光スポットを動画検索したりするかたも多いと思います。

これらに関してはよく認知されている通り、①・②に比べより多くのデータ通信を必要とします。もちろん動画投稿はそれ以上の通信量を必要とするのでインスタグラムにストーリーを掲載する時はホテルのフリーWi-Fiを利用するようにしましょう。

TVCMでもよく聞く格安SIMとは

最近よく格安SIMというものを耳にすることが多いと思います。そもそも格安SIMというのは大手の通信キャリアではあまりに1月あたりの料金が高すぎるので、通信速度などのスペックを落とし、料金を下げるという考えから生まれたものです。

実際には、SIMフリーのスマホを購入し、格安SIMを契約することによって、スマホがどこでも使えるようになるという流れです。これは海外で利用するときも流れが同じです。ですから、その流れを詳しく解説しましょう。

①SIMフリーのスマホが必要になる

海外でSIMを購入し、利用する場合においても必ず端末がSIMフリーである必要があります。SIMフリーの端末を手に入れる方法は2つです。

  1. SIMフリーの端末を購入する
  2. 現在利用している端末のSIMロックを解除する

1. SIMフリーの端末を購入する

これは単に家電量販店や中古携帯ショップでSIMフリーの端末を購入するということです。そもそも“SIMロック・SIMフリー”に関して理解するのが面倒、もしくは自分の端末のロックを解除することが不可能だった場合にとる行動になります。しかし、端末の購入にはお金がかかりますし、スペックを求めれば格安SIMとはいえど総額がバカになりません。そんな方は“海外レンタルWi-Fi”や“各キャリアの海外定額プラン”を利用した方が安く、便利だと思います。

2. 現在利用している端末のSIMロックを解除する

日本国内の携帯電話会社で販売しているスマートフォンなどの端末は、各社で採用する通信規格や周波数が少しずつ違っているため、SIMカードの利用が制限されています。これが俗にいうSIMロックというものです。しかし。2015年に総務省が「SIMロック解除原則義務化」がスタートし対象の端末であれば、SIMロック解除の手続きを踏むことによりSIMフリー端末として使えるようになったのです。

SIMロックを解除する方法は携帯電話会社によって方法が違うのであらかじめお問い合わせをしましょう。

②SIMカードを購入する

現在ではSIMカードも多様化し、どこでも購入することが可能になりました。例えば、ネットショッピングにコンビニ、空港などです。もちろん海外専用、日本専用のものもありますが、対応の国であればどこでも利用できてしまうなんてこともあります。非常に便利ですよね。

ただ、購入の際に1つ注意しなければならないのがSIMカードのサイズです。iPhoneやAndroidなど機種によってそのサイズは異なりますし、iPhoneシリーズ内でもSIMカードの大きさが変わってきます。購入の前にネットで検索するか、店員の人に聞いておくなどし、利用直前に追加で購入しなければならない状態を避けましょう。

③SIMカードを実際に利用する

SIMカードの利用方法に関しても機種ごとに設定の仕方や、適応方法が異なるので付属のマニュアルに従って利用してください。ただ、海外製品が多く、マニュアルが英語や日本語以外の言語が使われている場合もあるので、旅行先で準備をはじめるのではなく国内で設定などを済ませてしまいましょう。

また、SIMカードを挿入する際、SIMピンが必要になります。渡航先でプリペイドのSIMカードを購入することができても、機器に挿入することができなければ意味がありません。旅行の必需品にSIMピンを入れることをおすすめします。

④海外で追加のSIMカードを購入する

格安SIMは基本的にプリペイド方式になっており、決まったデータ量を使い果たすと、圏外の状態になりオンラインのコンテンツは一切利用できなくなってしまいます。自分の利用する通信量を考え完璧にマネジメントができている方であればこのような心配はありませんが、海外旅行はトラブルがつきものですので追加SIMも頭に入れときましょう。

海外で購入するとどうしても日本語以外の対応になるので、注意が必要ですが、一度利用の経験があればほぼ同じなので大丈夫かと思います。不安であれば日本語のオペレターが在籍しているSIM会社の製品を購入すると良いでしょう。

海外プリペイドSIMのメリット、デメリット

ここまで格安SIMの使い方や注意点を解説しましたが、なぜヨーロッパ旅行には“格安SIM”をおすすめするのかをメリット、デメリットの点から詳しく紹介していきます。

格安プリペイドSIMのメリット

①名前の通り安い

格安プリペイドの名の通り料金が非常に安くなっています。例えば、設定などの変更の必要のない国際ローミングではキャリアにもよるが1日あたり2980円以上かかってしまいます。一方の格安SIMは1日あたり役400円でスマホが利用できてしまいます。また、海外での購入をした場合は物価などの関係から200円以下で購入することができるところもあるそうです。

また、アマゾンや楽天などのオンラインショップでも安く購入することができるので、あらかじめ日本で多めに購入しておき制限がきたら取り替えるようにすると良いかもしれません。

②現地での調達ができる

スマホのWi-Fiに関して旅行の準備段階で忘れる人も非常に多いと思います。現地でそのミスに気づいたとしても“海外レンタルWi-Fi”では契約の申込みが必要ですし、ローミングであれば高額な請求をされてしまいます。

ですが格安SIMは海外の空港やコンビニ、ホテルなどでも購入することができるので緊急時にも対応が可能です。また、現地調達ができるためリチャージも手軽にできます。もし、格安SIM以外の電波受信方法を選択していて、通信制限がきてしまった時にも併用することにより快適にスマホが使えるので便利です。

③複数国渡航に対応

実は“海外レンタルwi-fi”は複数国の渡航になると別の料金が発生し安くは無くなってしまいますが、ヨーロッパ周遊において利用できる格安SIMは非常に多いです。基本的にEUに加盟している国々を回る観光客が多いのでそれに対応し、基地局もたくさん配備されています。

また、複数国対応というのは日本も例外ではなく、続けて日本でも利用が可能です。もし、みなさんが普段契約している携帯会社よりも安く利用できるのであれば格安SIMに乗り換えてしまうのも良いかもしれません。

格安プリペイドSIMのデメリット

①日本の電話番号に電話がかかってきても対応ができない

海外のSIMカードを挿入していると日本の電話番号に電話がかかってきても対応することができません。ビジネスで渡航する際には注意したいところです。

これを避けるために、海外用SIMフリー端末を購入するのも良いでしょう。電話だけでよければ数千円で買える端末で十分です。日本のSIMカードをそちらに挿入し、電話専用にしてしまえば、電話に対応できない心配がなくなりますのでおすすめです。長期間の渡航を予定している場合はおすすめです。

②データ容量が限られている

先ほども解説した通り、SIMはプリペイド方式が採用されているのでなりふり構わず使ってしまうと容量オーバーで制限がきてしまいます。日本と同様海外にもカフェや空港、ホテルなどにフリーのWi-Fiスポットがあります。それらをうまく活用し、SIMカードで使うことのできる4G回線などをなるべく使わないように心がけましょう。そうすればリチャージの必要も無くなります。データ通信量をマネジメントできるアプリケーションをダウンロードしておくと良いと思います。

③SIMロックを解除しなければならない

もし、あなたが日本で利用している端末を海外プリペイドSIMを活用し使いたいというのであればSIMロックを解除しなければなりません。日本の契約を解除するわけではありませんが、携帯会社に事情を説明する必要がありますし、彼らは自分の会社のサービスを推してくるのでやや面倒ではあります。

ただ、web申し込みができるキャリアも多いので店頭には行かず、webを通してロックの解除をしてしまいましょう。少し作業は必要ですがその分快適にスマホが使えるので我慢です。

ヨーロッパ周遊には最適な“海外プリペイドSIM”

いかがでしょう。格安SIMについて詳しくなれたのではないでしょうか。それではここから実際に提供されているサービスを紹介していきます。自分に合うものがあればぜひ利用してください!

Mighty SIM

価格 690円~
容量種類 500MB、1GB、2GB、3GB
デザリング 可能
サイズ 標準、ミクロ、ナノ(付属アダプターで可変)
購入先 Amazon
アマゾン 評価 星3.7
使い方 カードを購入しネットでチャージ
使用可能国(ヨーロッパのみ表示) ・アイスランド ・アイルランド ・イギリス ・イタリア ・エストニア ・オランダ ・オーストリア ・キプロス ・ギリシア ・クロアチア ・ジブラルタル ・スイス ・スウェーデン ・スペイン ・スロバキア ・スロベニア ・チェコ ・デンマーク ・ドイツ ・ノルウェー ・ハンガリー ・フィンランド ・ブルガリア ・フランス ・ベルギー ・ポルトガル ・ポーランド ・マルタ ・モナコ ・ラトビア ・リトアニア ・リヒテンシュタイン ・ルクセンブルク ・ルーマニア

おすすめポイント)
・デザリングが可能
・ネットでチャージ

やはりデザリングができるという点が非常に大きいです。つまりスマホが一台あれば他のオンライン機器(ゲーム、カメラ、PC)がネットを利用できるようになるのです。また、友人と旅行する際にもこの“Mighty SIM”を使っているスマホがあれば、それだけで他のスマホもオンライン接続できるので料金は割り勘で払うことができます。

毎度のようにカードを購入する必要もないので優れものです。アマゾンで購入できるのであらかじめ日本で準備をしておくとスムーズに海外旅行に移れるでしょう。

Three

価格 1060円~
容量種類 1GB、3GB、12GB
デザリング 不可能
サイズ 標準、ミクロ、ナノ(付属アダプターで可変)
購入先 Amazon
アマゾン 評価 星4.1
使い方 差し込むだけ(APN設定が必要)
使用可能国(ヨーロッパのみ表示) ・アイスランド ・スウェーデン ・フィンランド ・ノルウェー ・デンマーク ・オランダ ・ベルギー ・イギリス ・フランス ・ドイツ ・オーストリア ・スイス ・スロベニア ・イタリア ・スペイン ・ポルトガル ・ポーランド ・クロアチア ・ルーマニア ・スロバキア ・ハンガリー ・チェコ ・ブルガリア ・ギリシャ

おすすめポイント)
・安い
・評価が良い

データ容量が1GBと大容量にも関わらず1060円で利用することができてしまいます。少し高いと思う方もいるかもしれませんが“海外Wi-Fiレンタル”で1GB分の容量を借りると3000円以上はかかってしまいます。3分の1以下の料金で借りられてしまう“Three”は優秀です。

また、評判が良いのも大事なポイントです。やはり海外では基地局が少なかったり、電波が弱かったりなどの問題が発生します。電波の受信状況が悪くなればストレスが溜まりますし、使いたいタイミングでスマホが使えない状況も出てきてしまいます。口コミにはそれらの情報がよく乗っているので購入の際は必ずチェックしましょう。

AIS

価格 3570円~
容量種類 4GBのみ
デザリング 可能
サイズ 標準、ミクロ、ナノ(付属アダプターで可変)
購入先 Amazon
アマゾン 評価 星4.2
使い方 差し込むだけ(APN設定が必要)
使用可能国(ヨーロッパのみ表示) ・アイスランド ・アイルランド ・イギリス ・イタリア ・エストニア ・オランダ ・オーストリア ・オーランド諸島 ・ギリシア ・クロアチア ・スイス ・スウェーデン ・スペイン ・スバールバル諸島およびヤンマイエン島 ・スロベニア ・チェコ ・デンマーク ・ドイツ ・ノルウェー ・ハンガリー ・フィンランド ・セルビア ・フランス ・ベルギー ・ポルトガル ・ポーランド ・ラトビア ・リヒテンシュタイン ・ロシア

おすすめポイント)
・4GB使い切っても低速通信(128kbps)
・デザリング可能

4GBを使い切っても128kbpsで低速通信があるのが魅力です。正直なところ他のキャリアだとデータ容量を超えてしまうと使い物になりません。4GBのみしか容量はありませんが1GBあたりで考えると安く料金的にもおすすめです。また、“Mighty Sim”と同じようにデザリング機能があるので渡航前に購入し、準備しておくと友達との旅行でも有用になります。

まとめ

ぜひヨーロッパの旅行には紹介した格安SIMを使ってみてください。どれも比較的口コミもよく信頼できます。スマホのデータ通信がストレスとなることなく海外旅行できることを願っています。

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