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Xperia海外版と国内モデルの比較

ソニー・モバイルコミュニケーションズの発売するスマホシリーズ、Xperia(エクスペリア)は、アップルのiPhoneやシャープに続いて、スマホ市場において国内3位のマーケットシェアを誇る人気のスマホシリーズです。携帯なのにカメラに劣らないような綺麗な4K動画を撮れること、音質が良いことなどで有名ですよね。

そんなXperiaシリーズですが、国内キャリアから販売されている「キャリアモデル」の他に、海外版である「グローバルモデル」が存在し、計2種類のバージョンが販売されているのをご存知ですか?そしてこれら2つには、幾つかの違いがあります。

今回は、Xperiaの海外版グローバルモデルと国内版キャリアモデルを比較し、それぞれのメリット・デメリットやグローバルモデルの初期設定、さらに海外版グローバルモデルの購入方法についても紹介していきます。

まずは、海外版グローバルモデルと国内キャリアモデルの違いから見ていきましょう。

今回のまとめ
・グローバルモデル、キャリアモデルにはデザイン・容量などに差がある
・グロバールモデルはOSのアップデートが早く使いやすい
・「技適マーク」がないとグローバルモデルを国内では利用できない
・国内版キャリアモデルは、日本独自のアプリを利用できる
・グローバルモデルは専用サイトや海外輸入で仕入れる

Xperia グローバルモデルとキャリアモデルの違い

海外で販売されているグローバルモデルと、国内で販売されているキャリアモデルの違いは、大きく分けて3つあります。以下で、これらの3つの違いを順番に説明していきます。

SIMフリーかそうでないか

グローバルモデルとキャリアモデルの大きな違いの1つ目は、SIMフリーであるかそうでないか、という点です。グローバルモデルはSIMフリーになっているため、自分の好きなキャリアを選んで契約し、そのキャリアのSIMカードを挿入することで使用します。

一方で、国内のキャリアモデルは、日本の通信キャリアであるauやdocomo、SoftBankなどを通して販売されているモデルなので、購入する会社のSIMがすでに挿入されています。つまり、auで買ったXperiaはauのキャリアしか使用出来ません。そのため、携帯にかける代金を出来るだけ抑えたい・海外に行く機会が多い、などの理由で、格安SIMの利用を考えている方は、グローバルモデルが良いでしょう。

さらに国内モデルは、販売地域や携帯会社に合わせて独自のカスタマイズがされているものが多いです。そのため、アプリなども、キャリア独自のものがインストールされていたりしますよね。おさいふケータイや、docomoのdマガジンなどもその例です。これらを使用したい人は、国内モデルを買う以外に方法はありません。SIMフリーのグローバルモデルにこれらのアプリはインストールされていません。

デザインの違い

SIMフリーか否か、そしてそれに伴う機能の違いに続き、グローバルモデルとキャリアモデルでは、デザインにも違いがあります。デザインの違いといっても、つくりや見た目が違うわけではなく、ロゴがあるかないか、といった小さなものです。

国内キャリアによって販売されているキャリアモデルには、本体の背面の「Xperia」というロゴの下部に「au」とあるなど、日本のキャリア会社のロゴも表記されています。※SoftBankで販売されている機種には、SoftBankのロゴは表記されていません。

また、機種によっては、背面に使用されている素材にも多少の違いがあります。例えばXperia X Performance において、キャリアモデルでは背面に樹脂が使用されています。一方でグローバルモデルでは、背面はすべてメタルになっているのです。さらに、背面の下部に線が入っているキャリアモデルに対して、グローバルモデルにはこの線は入っていません。

このように、Xperiaには、国内のキャリアモデルと海外版のグローバルモデルにおけるデザインの違いが見られます。とは言っても、かなり細かい違いなので、そこまでこだわりがない方は気にならないかもしれませんね。

容量の差

また、これも多少の差ですが、3つ目の違いは容量の差です。キャリアモデルとグローバルモデルでは容量に少しの違いがあります。例えばXperia XZ3 SO-01Lという機種においては、キャリアモデルではRAM(メインメモリのことで、RAMのメモリが多いほど、一度に多くのアプリが開けます)の容量が4GBなのに対して、グローバルモデルは6GBとなっています。グローバルモデルの方が少しですが容量が多くなっているのです。ROM(保存領域を示すもの。いわゆるストレージ)はどちらも64GBと同じ容量なので、実際に使用する上では違いを実感することは少ないかもしれません。

さらに、電池容量にも違いがあるようです。電池容量はスマートフォンを使用する上でなかなか重要になってくるポイントではないでしょうか。この電池容量が、キャリアモデルよりグローバルモデルの方が多くなっています。つまり、グローバルモデルの方が電池が減りづらい、ということです。Xperia XZ2という機種を見てみると、キャリアモデルの電池容量は3060mAhです。一方で、グローバルモデルの電池容量は3180mAhとなっています。これも微々たる差ではありますが、長く使用していくと考えると大事な要素ですよね。

このように、国内で販売されているキャリアモデルと海外版のグローバルモデルには、SIMフリーか否か・デザイン・容量、の3つにおいてそれぞれ違いがあることがわかりました。

そこで次は、それぞれのメリット・デメリットについて説明していきたいと思います。

それぞれのメリット・デメリットは?

キャリアモデルとグローバルモデル、それぞれのメリット・デメリットは何なのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。

海外版、グローバルモデルのメリット

①海外旅行へ行っても簡単に利用できる
グローバルキャリアのメリットの1つ目は、SIMフリーなので、海外に行った際に現地のプリペイドSIMを挿入することで簡単に使用できるところでしょう。キャリアモデルを海外で使用するには、ローミングするか、海外に行く前にSIMロックを解除しなければなりません。ローミングはコストもそれなりにかかるので、SIMフリーであるグローバルキャリアは海外でのコスト削減にも繋がります。

②デザリングが可能
現在人気の格安SIMを使用する際に、テザリングを行うことが出来るのもグローバルキャリアのメリットの1つです。国内のキャリアモデルでは、格安SIMの使用時にはテザリングができないよう制限されているのです。普段、頻繁に自分のパソコンなどとテザリングを行う方は、グローバルキャリアをオススメします。

③OSのアップデートが早い
OSのアップデートが国内のキャリアモデルよりも早い、というのも、グローバルキャリアにおけるメリットです。キャリアモデルの場合、OSのアップデート配信が行われる前にドコモやauなどが審査を行う一方で、グローバルモデルは、ソニーから直接OSのアップデート配信が行われます。よって、アップデートの早さがグローバルモデルの方が早く、また、アップデートの頻度も高いのです。アップデートの回数が多いほど、製品は改善されていきますので、その点において、長期的に携帯を使用していきたい人にとっては、グローバルモデルの方が勝っていると言えるでしょう。

④限定カラーが購入できる
海外版グローバルモデルは日本には存在しないカラーの購入をすることができます。これは機種にもよりますが、キャリアモデルとグローバルモデルにおいて、カラーバリエーションが異なる場合があります。キャリアモデルとグローバルモデルでは基本的に同じ色が販売されていますが、グローバルモデルにのみ存在するカラーモデルがあるようです。携帯の色って、違ったとしても機能は変わらないのに、ついつい気にしてしまうものですよね。自分の好きなカラーがグローバルモデルにしかない!なんてこともあるかもしれません。

海外版、グローバルモデルのデメリット

①技適マーク問題
海外版グローバルモデルのデメリットの1つは、「技適マーク」についてでしょう。技適マークとは、日本でスマートフォンを使用する際に必ず付いていないといけないマークのことです。「技術基準適合証明」または「技術基準適合認定」の一方もしくは両方の認証を受けた機器にのみ付くのが技適マークで、日本国内で電波を発信するためには、法律上これらのマークが必須となっているのです。よって、海外で販売されているグローバルモデルを日本に取り寄せて購入する場合、このマークの有無を確認する必要があります。条件付きでマークがなくても使用できるものもあるようですが、いちいち確認しなければならないのは、我々にとっては手間に感じてしまいますね。

②お財布ケータイの非対応
2つのデメリットは、お財布ケータイが非対応であることです。こちらは、頻繁に使用している人と全く使用していない人で別れそうですが、もし以前の携帯で頻繁に使用していた場合、多少なりとも不便に感じるかもしれません。

③一括払いが必須である
海外版のグローバルモデルを購入する際には、一括払いが必須になるというのもデメリットの1つです。キャリアモデルの場合は分割することができますが、グローバルモデルは基本的に分割で購入することが出来ません。そのため、ある程度まとまったお金を用意する必要がありますし、割引等も受けられず、端末自体の値段は少々高くついてしまいます。

その他にも、国内キャリアの周波数帯に一部対応できず通信速度が落ちてしまう、通信可能な地域が制限されてしまう、さらに保証のサポートが国内のキャリアモデルに比べて弱いなどのデメリットもあります。

このように、グローバルモデルにはメリット・デメリットがそれぞれ多くあります。国内版と比べた時に、自分にはどの要素が重要になってくるのか考えた上での購入をした方が良いでしょう。

国内版、キャリアモデルのメリット

①独自のアプリを使用可能
国内版キャリアモデルの1つ目のメリットは、独自のアプリを使用することが出来る点です。先程も述べましたように、グローバルモデルでは使用不可のお財布ケータイが1つの例です。その他にも国内版でしか使用できないアプリは幾つか存在します。例えば、テレビを見る機会が多い人には、日本国内の端末を使用することで、スマホで放送されているテレビ番組等を録画したり、自宅以外の場所でも見ることが出来たりするアプリがあります。しかし、これらはSONYが出しているアプリなので、国内のキャリアモデルを使用してる場合のみ利用可能であり、グローバルモデルでは使うことが出来ません。このように、キャリアモデルでしか利用出来ないアプリをスマホにいれたい!という方にとっては、これらはメリットと言えるでしょう。

②設置が簡単
設定が簡単であるという点も国内版キャリアモデルのメリットです。これは、些細なことなのですが、海外版のグローバルモデルを購入すると、言語設定が中国語になっています。ですから、まず自分で言語設定を変更するところから始めなければなりません。しかし、国内のキャリアモデルにおいては、もちろん日本語設定になっているので、これらの手間が省けます。

スマホに使い慣れている人にはどうってことない手間に思えるかもしれませんが、新しい機種だったり新しい携帯会社の商品だったりすると、意外と些細な設定に時間がかかったりするものですよね。それから、グローバルモデルのデメリットで述べた技適認定が必要ないという点や、国内で購入する場合は分割払いが可能である点は、キャリアモデルにおいてはメリットと言えるでしょう。

国内版、キャリアモデルのデメリット

①海外旅行に手間がかかる
キャリアモデルのデメリットはやはり、SIMフリーでないため、海外に行くに手間がかかる点です。例えば、国際ローミングをしなければならず高額になってしまったり、通信回線をオフにする・渡航前にキャリアに申し込みをして海外で利用可能にする設定をしなければならなかったりと、タスクがグローバルキャリアに比べて多いです。仕事・旅行関わらず、海外にたくさん行く人にとってはデメリットになるでしょう。

②デザインが少ない
グローバルキャリアのメリットと被ってしまう点ではありますが、デザインにこだわりがある人にとって、キャリアモデルはデメリットが多いかもしれません。余計なロゴが入っていたり、カラーバリエーションが少なかったりと自分の好きなデザインのスマホがない場合もあります。細かいデザインが気になってしまう人は、グローバルモデルの方が合っているかもしれませんね。

海外版Xperiaの購入方法

国内のキャリアモデルと海外版のグローバルモデルの違いについて説明してきましたが、これらを読んで、キャリアモデルを使っていたけれどグローバルモデルを購入してみたいかも、と思った方もいるのではないでしょうか。

もちろんキャリアモデルは国内の店舗で購入できるので省きますが、ここでは海外版のグローバルモデルの購入方法について話していきます。

実際に海外で販売されているグローバルモデルを購入する方法は、①個人的に海外から輸入する、②海外版のスマホを集めているサイトを通して購入する、方法があります。Amazonなどのネット販売を通して個人的に海外から取り寄せるのはさほど難しくありません。欲しい機種や色がわかっていれば尚更、検索ですぐに見つかるでしょう。さらに最近では、海外版のモデルだけを集めて販売しているサイトもあり、そのようなサイトでは新品に加えて中古を安く販売しているものもあります。「携帯少年」や「machino omise」と言ったサイトがこれらの例の1つです。

ただ、前述しましたように購入する際も気をつけなければならないのが技適マークです。海外から個人で取り寄せて購入する場合は、技適マークの有無をしっかりと確認する必要があります。

グローバルモデルは海外用につくられているものなので、日本国内のキャリアの店舗で販売されていることはなく、日本にいながら手にいれるには、基本的にはネットで探して購入するしか方法はないでしょう。または、海外にいる知人や友人に頼んで購入して日本に送ってもらう、自分が海外に行った際に渡航先で購入する、というのも1つの手ですね。

まとめ

いかがでしたか?一言でXperiaと言っても、国内版のキャリアモデル・海外版のグローバルモデルにおいて、様々な違いがあります。今回紹介したように、SIMフリーかそうでないか・デザインや容量の差という違いに加え、それぞれのバージョンにメリット・デメリットがあります。さらに、購入する際やした後にかかる手間なども双方で異なってきます。これらをよく考慮した上で、自分に合ったスマホを選んでみて下さい!

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